3面 最低賃金3%上げ930円
→日本の最低賃金が3%上がったという記事。
これは、3%上がったからよかったねという話ではないよ。
給料低すぎるぜニッポン!っていう批判の記事。
まず単純比較、イギリスの最低賃金は1300円超えてる。
日本はバブル崩壊後、デフレの状況が続いてきた。
日銀が「異次元の金融緩和」っていって、マイナス金利を導入したにもかかわらずデフレになってる。
アメリカはこのコロナ禍で、金利をマイナス金利ではなく、0金利政策をとってきたにも関わらずここまで経済回復してきた。
普通金利をマイナスにしたら、経済はめちゃくちゃ回復する。
けど日本は内部留保といって、投資するのではなく、お金を溜め込んだ。
それが今の日本の給料の低さにつながってる。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA136230T10C21A7000000/
5面 米インフレ長期化懸念
→昨日の記事でアメリカの物価が5.4%上がったと説明したけど、それに対してFRB(アメリカ版日銀)が考えを発表した。
「あくまでこの上昇は一時的」とのこと。
この発表をみて、
「FRBは金利を上げたくないんだな」と思えたら、ちゃんとニュースが読めてる証拠。
教科書通りだと、
金利が上がる→企業がお金借りにくくなる→経済活動が鈍くなる→株が下がる。となり、逆に、
金利が下がる→企業がお金借りやすくなる→経済活動が活発になる→株が上がるという感じになる。
今コロナでやっと経済が回復してきた中で、この経済成長を維持したいというのがFRBの本音。
だからこの物価上昇は一時的だから、金利を上げる判断にはなりません!ということを示してる。
記事にもあるけど、物価が上がることで家賃も上がってる。昨日も説明したように、この物価上昇に、借金の返済が滞らないかが今後の焦点。
11面 熱狂個人マネー変質する市場
→ロビンフッドっていうアメリカの会社は今すごく話題だから覚えておいた方がいいよ。
個人投資家が手数料を払うことなく、株の売買ができてしまうもの。
今までは、大きなお金で投資する機関投資家とあまりお金をもっていない個人投資家という対立構造だったんだけど、それが崩れてきてる。
どういうことかというと、今はSNSが普及している中で、個人投資家が、情報を出し合って、束になって機関投資家に食ってかかってる。よく投資の世界では、
「個人投資家は機関投資家の養分」って言われるけど、それが変わってきてる。
それに今回の記事はIPO(新規上場)の株も個人が容易に手に入れるようになるという記事。この手の記事はまた出てくると思うので、その時詳しく解説します。これ進んだら、証券会社がなくなりそう。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73877100U1A710C2ENG000/