1面 中国世界の土地囲う
→中国が世界中の土地を買いあさってるという記事。この記事を理解するために知っておくべき背景知識は2つ。
①中国の一帯一路構想
②他国よりも圧倒的な経済成長
まずは①。中国は2049年までに中国とヨーロッパの陸路と海路をつないで、貿易をしやすくし、中国に「もう1度」繁栄を取り戻そうとしている。もう1度というのは、アヘン戦争前の朝貢貿易をしていた時代。中国はアヘン戦争後、ヨーロッパや日本に領土の多くを取られ「暗黒時代」とされてた。そこから2010年にはGDP世界2位の地位まで上り詰めた。経済成長をすると、中国から見ると他の国の土地は安くなる。一帯一路を完成させるためにも、外国の土地を買いあさってるという構図。コロナ中、米では郊外に一戸建てを建てる人が増えて木材の値段が爆上がりしてる。中国がミャンマーで買った土地から木材を仕入れ、アメリカに販売してる。このスピード感は日本も見習ってほしいところ。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73771520R10C21A7MM8000/
1面 夏のボーナス2.86%減
7面 夏のボーナス3年連続減
→タイトル通り、ボーナスが減ってるよという記事。ただ、この記事の中で注目してほしいワードがある。それは「底打ち」。文字通りでとらえると、1番最低になってしまった→景気がよくないとなるけど、実際は違う。1番最低になってしまった→ということは今が1番最低→ということは最低過ぎたからあとは回復するだけじゃん!というとらえ方になる。つまりこの記事はプラス材料。底打ち以外にも「底入れ」「赤字幅減少」「最悪期脱する」みたいな表現はプラス材料。逆に「天上」「頭打ち」「ピーク迎える」みたいな表現は表向きよく見えても実際はマイナス材料。経済や投資で大切なのは「今後」どうなるかという視点。今じゃない。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC073J10X00C21A7000000/
2面 次世代電池は10年後の競争にらみ備えを
→ここで全固体電池について触れられてるのでまとめます!
今までのリチウムイオン電池は、電池の中の電解質という部分が液体だったけど全固体電池は電解質が固体になったもの。
何がすごいかというと
①液漏れの心配なし
②高速充電が可能
③小型化かつ大容量
こんな感じ。もっとすごいのは今後の市場規模。
2020年=34億円
がなんと
2035年=2兆1014億円
になると予想されてる。(500倍以上)
●全固体電池の本命銘柄
・トヨタ自動車
→全固体電池の特許件数世界トップ
・村田製作所
→2021年以内に量産体制が出来るかも
・日立造船
→全固体電池の宇宙空間への利用に力入れてる
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK085LD0Y1A700C2000000/