今日は月曜日で前日は休みなので、ニューヨークダウと日経平均は動いてません。
1面 設備投資指数回復10.8%増
→設備投資とは、企業が生産機械を買ったり、自動化するための設備を買ったりすること。
これは【経済の先行指標】といって、実際の経済に影響が出るより先に動く。
つまりこの指標が良くなれば『今後』経済が良くなると予想できるし、悪くなれば『今後』経済が悪くなると予想できる。
以前のリーマショックの時は、この設備投資指数が回復するのに10年かかった。
本来お金は使わないと、経済が良くならないにも関わらず、日本企業は内部留保という形で溜め込んだ。
だけど今回は、アフターコロナに向けて設備投資が上がっているという記事。
これは株価にとっても、経済全体にとってもプラス材料。
https://www.nikkei.com/nkd/company/article/?DisplayType=2&ng=DGKKZO73082060R20C21A6MM8000&scode=9602
2面 米FRBは市場との対話に万全をつくせ
→今までの出来事をまとめてる記事。
簡単に言うと、
アメリカの経済好調→このまえのFOMC(金融政策を決める会議)で2023年に金利を上げると発表→やっぱり2022年の後半に上げる可能性もあるとFRB(アメリカ版日銀)が発表
こんな感じ。
このように、FRBの発言はマーケットに大きな影響を与えるので、慎重に発言する。これを記事の題名にある【市場との対話】というよ。
ここまで慎重になってるのも、過去に痛い目見てるから。
今のFRBのトップはパウエルさんという人だけど、その前はバーナンキさんという人だった。
その時に、リーマンショックから立ち直ってきたアメリカで同じように利上げを行った。
でも、当時アメリカの金利を上げ過ぎてしまったせいで、新興国の通貨が売られすぎて、新興国通貨安ドル高の構図になってしまった。
新興国は、アメリカから借金をしているので、新興国通過安になると、その返済が出来なくなる。
ブラジルやインドの通貨がその時はめちゃくちゃ下がった。
そうならないために、市場との対話を慎重に行うようにという考えが出てきた。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK18ER40Y1A610C2000000/