- がんになって手術して入院した時に、あなたが支払うのはいくらですか?
- あなたの地域で子供の医療費はどのくらいかかりますか?
- 出産の時国はどのくらいお金を出してくれますか?
- 怪我で働けなくなった時、あなたの収入はどうなりますか?
この質問に即答できる人は、この記事を見なくて大丈夫です。
100万円とかかかるのかな?
手術もしたら1000万円かかるかも?
こんなふうに思う方ももしかしたらいるかもしれません。
会社員の人なら全員給料から引かれて健康保険って払ってますよね?
つまり、みなさんちゃんと健康保険に保険料を払っているので、
病気になった時には、保険金を受け取ることができるんです。
今日はどういう時にみなさんが払っている健康保険から保険金がもらえるのかということをお伝えしていきます!
もらえるものはきっちりもらいましょう!
日本の健康保険は世界最強と言われています。
主にお伝えしたいのはこの5つです。
①医療費の自己負担3割
②高額療養費制度
③傷病手当金
④出産手当金
⑤出産育児一時金
⑥子供医療費助成制度
順番に説明していきます。
①医療費の自己負担3割
病院にいって健康保険証を出すと医療費が安くなりますよね?
あれのことです。
医療費がいくらかかったとしても、国が7割分が負担しています。
なので健康保険に入っている人は安心して病院にいくことができます。
対してアメリカは、国が保証してくれないので医療費の自己負担が高くなります。
さらにもっとすごいのが②。
②高額療養費制度
たとえばあなたが将来がんになったとしてどのくらいお金を払うことになるか知ってますか?
100万円?1000万円?
そんな声が聞こえてきそうです。
正解は
8万円前後です。です。(年収によりますが)
え?っと思われた方もいるんじゃないでしょうか?
実は、日本は高額療養費というものがあって、
毎月の医療費の限度額を超えたら、その医療費を払ってくれます。
先ほど8万円前後と言いましたが、年収によって限度額は異なります。
- 370以下=57600
- 370〜770=80100+(総医療費−267000)×1%
- 770〜1160=167400+(総医療費-558000)×1%
ざっくりとこんな感じです。
なので大半の方は大体8万円前後だと思っておいてください。
これ知ってるのと知らないのだとかなり大きいですよね?
体調を崩してしまったり怪我をして入院することになった時に、
給料が出ませんよね?
実はその休んでる分も給料の3分の2の額を保証してくれるのが
傷病手当金です。
具体的な条件や期間は以下の通りです。
- 条件:①業務外のけが②4日以上仕事につけなかったこと
- 支給額:3分の2 ex.給料20万=約13万円、30万=約20万円
- 期間:1年6カ月
③出産手当金
出産手当金は、奥さんが産休をとる時に国からもらえることができるお金です。
これは出産の前42日間と出産後56日間は給料の3分の2がもらえます。
これまた細かい条件は以下の通りです。
- 条件:①健康保険に加入している②妊娠4カ月以降の出産③出産のために休業している
- もらえないケース:①国民健康保険②健康保険の被保険者ではない③健康保険の任意継続被保険者④産休中に手当金以上の報酬をもらっている
- 期間:産前42日、産後56日に至急
-案外知らない豆知識-
出産手当金の存在は、みなさん産休をとるので知っている人が多いですが、
この産休中に申請をすると、年金の支払いを免除できることは案外知らない人が多いです。
免除の申請をしたところで、将来もらえる年金の額は変わりません。
だったら申請したほうがいいですよね。
産前産後休業取得者申出書を健康保険組合と日本年金機構に提出すれば大丈夫です。
④子供医療費助成制度
健康保険に入っていると、子供の医療費も安くなります。
ただここで知っておいて欲しいのは、
住む場所によって子供の医療費が変わるということ。
この地域では、子供の医療費が500円だけど、
こっちの街では1円もかからないよということがあります。
あなたが住んでいる地域は子供の医療費どんな感じですか?
役所のホームページで確認することができるので確認してみてくださいね。
⑤出産育児一時金 42万円
産婦人科側が相殺してくれるので、銀行に振り込まれることはありませんが
これも大切な健康保険の保障です。
じゃあどこの病院にいっても同じだということはありません。
あなたが行こうとしている産婦人科が産科医療補償制度に加入しているかどうかによってはこの一時金の額が少なくなります。
まとめ
以上が世界最強と言われる健康保険の保障です。
毎月給料から引かれている健康保険ですが、案外その保障のことを考える機会って
少ないですよね。
毎月給料から引かれているものの例としては、
厚生年金
所得税
住民税
雇用保険などがあります。
ここら辺に対しても興味を持てるようになると、
お金のことがだんだんとわかるようになってきて楽しいですよ。
この記事を読んで少しでもみなさんの役に立てれば幸いです。