1面 調達網の人権侵害排除
11面 香港人口1年で8.7万人減 花王や塩野義が取引調査
→この2つの記事は中国の今の問題を映し出してるよ。
まず1面。
これはチベット・ウイグル問題。中国は一帯一路と言って、陸路と海路をヨーロッパと繋ぐ壮大な計画を企んでて、新疆ウイグル地区というところは、その政策の中では避けては通れない重要拠点。
けど中国の大多数を占める漢民族とは異なり、独自のチベット仏教を信仰してるよ。それを中国はよく思ってない。
だから強制的に中国に従わせようとしてる。そんななか、最近ユニクロなんかが、ウイグル族を強制的に働かせてる疑いがあるというニュースが出た。
それを受けて花王なんかもそういう強制労働はしてないかと調べるという記事。
そして11面は、中国に歯向かう香港人を逮捕できてしまう香港国家安全維持法が制定されたことから、香港から離れる人が増えたということ。
中国国内の問題は、VS中国(中国共産党)という構図であることをしっかりと覚えておこう。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO74741900T10C21A8MM8000/
14面 3Dプリンターで住宅建築
→この3Dプリンターっていうのがめちゃくちゃすごいって話。
3Dプリンターとは文字通り、3D(立体的)なものをプリンターで作れてしまうというもの。
これが本当に普及したら物流が入らなくなるって言われてるよ。
欲しいものをその場で作ることができちゃうから。
だからこれはめちゃくちゃでかい市場規模だし、可能性は計り知れない。
そんな3Dプリンターで最近家が作れるよというのが今回の記事。
これは結構前から言われてることだけど、日本ではまだ普及してない。
その理由は、建前では建築基準法違反だけど、本音は既得権益の保護。
こういう新技術が出てきた時に日本は法律でガードしがち。
ドローンの航空法とか。ゲームの賭博法とか。
これが普及したら建築業がすべていらなくなるくらいの大革命だから、普及にはかなり慎重になってるという裏側があるよ。
ちなみにぼくは将来この技術で家を建てようと思ってて、60万くらいで家が建てられるよ。はやく普及してほしいところ。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC27B9W0X20C21A5000000/
19面 長期金利が上昇基調
→アメリカの経済が良くなりすぎてるから、金利を上げにきてるという記事。
くどいようだけど、この繋がりはしっかり掴めてますか?
まずコロナで経済ダウン→給付金や支援金や公共投資で雇用を増やしたのでアメリカの経済がめちゃくちゃ回復→株価めちゃくちゃ上がる→消費者が裕福になりいろんな買い物をする→消費者が買ってくれるので企業は商品の値段を上げる→けど中には給料が上がってなかったり、仕事を失った人もいる→そういう人は商品の値段や家賃も上がると支払いができない→借金返せない人が溢れて金融危機になる可能性あり→そうならないために金利を上げて企業が銀行からお金を借りにくくする→企業の成長を抑えられる→物価が下がるという流れ。
金利の動きはすべての金融商品の大元になるものなので、動きはしっかりと見ておこう。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO74739640S1A810C2EN8000/