日経平均 28783円 +76円
NYダウ 34786ドル +152ドル
今日はお待ちかね雇用統計の発表日。おさらいで、毎月の第一金曜日にアメリカで発表されるアメリカの雇用状況。かなり即効性がある指標。
次の記事で詳しく説明します!
2面 米就業者、85万人増、6月市場予想上回る
→「第一金曜日は雇用統計」これは合言葉として覚えてください。注目ポイントは2点。
①就業者が増えたか減ったか
②失業者が増えたか減ったか
そして何を基準に増えたか減ったかも2点。
⑴前月比
⑵市場の予想(就業者のみ)
ここら辺を見ながら今回の雇用統計解説します。
まず就業者。
これはめちゃくちゃよかった。
予想→70万人
前月→58万3000人
今回→85万人
こんな感じ。
就業者増えてる=景気がいいと思ってくれて大丈夫。
これを受けて今日のNYダウは上がっている。
続いて失業者。
5月→5.8%
6月→5.9%
失業者率が0.1%上がってる。経済的にはあまりいい状況ではないのがセオリー。だけど今回はむしろプラスに思われてる。なぜでしょう?
正解は、失業率もめちゃくちゃ改善してたら金利をあげる期間を早める判断につながるから。
前FOMCで金利を上げるのを早める発表したの覚えてますか?忘れた人は6月20日の記事見て。あの時、日経平均もNYダウも下がった。それだけ金利の動きはめちゃくちゃ重要。
今回は就業者がすごくよかったけど、失業者が増えたので、全体的に見れば、
『よすぎず、悪すぎず』という内容だった。
ということは、金利を上げるタイミングを前みたいに早めないだろうということで、市場からはいい評価になっている。
とりあえず雇用統計が終わったので、次は7月の中盤以降から始まる決算の嵐に注目。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN0102N0R00C21A7000000/
5面 年金運用、黒字最大37兆円
→これめっちゃビッグニュース。給料から天引きで年金が引かれてると思うけど、天引きされたあとってどうなってるか知ってますか?国が貯金してると思ってる人も多いけど、実は国内株、外国株、日本国債、外国国債に投資をして増やしている。よく株が怖いという人がいるけど、1番大切な国民の年金はじつは株式投資に回ってるということは押さえおこう。投資してる割合は、上の4つの資産(国内株、外国株、日本国債、外国国債)に25%ずつ投資をしてる。もし不景気になったら、債券の割合を高めて、好景気の時は株式の割合を高めている。
今回の記事は、その運用した利益が37兆円になったという記事。控えめに言ってえぐい。2019年は8兆の赤字だったり、2017年でいいと言われた時も10兆の黒字だった。
ちなみに年金を運用している機関はGPIFといって、めちゃくちゃ大きい額を運用してることから、【市場のクジラ】と呼ばれているよ。ここの動きは絶対に見ておこう。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73545780S1A700C2EA4000/