1面 G7背水の再起動
→7カ国首脳会議(G7)の内容。1番の目玉は中国対策。中国がウイグル族、香港、台湾に対してかなり非道なやり方で中国を統一しようとしている。それぞれの争点は以下の通り。
●新疆ウイグル問題
ウイグル族はイスラム教。ウイグル族は大多数の中国人とは異なる部族のため、独立したいと主張してる。けど中国は言論統制や強制収容していて、弾圧してる。
●香港問題
香港はもともとイギリスの植民地。めちゃくちゃざっくりいうと、中国は社会主義で、香港は自由主義。みんな平等(社会主義)か自由に競争しましょう(自由主義)という全然違う社会。今までは1国2制度といって、香港は独自のルールでやってた。その自由を奪ったことで、最近デモが起こっていた。しかも、コロナ禍でしれっと中国は国家安全維持法を成立させて、デモしてる人を逮捕できるようにしてる。
●台湾問題
もともと中国共産党と中国国民党が分かれてできたのが台湾。台湾は中国国民党。だから中国としては、一緒の国だよねというのが主張。いや、全然ちゃうねんと言うのが台湾。近年台湾ではTSMCという世界的な半導体会社が作られたため、それを守るために6年後に武力行使して、台湾を統合しようとしてると言われてる。半導体はAIや5G6Gに必要不可欠。
ここら辺に対して今回のG7 では、いろんな国が協力して、中国に対抗していこうという共同宣言を出した。3面で中国はこれに対して内政干渉だと批判してる。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO72963700X10C21A6MM8000/
5面 石炭火力首相輸出支援を年内で終了
これも対中対策の一環。中国は環境問題がかなりひどいので、環境問題を世界的に日本とアメリカがリードすることで、世界的な見方をつけながら中国に圧力をかけていこうとしている。再生可能エネルギーの関連銘柄にお金が今後集まるのは必須。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA132V40T10C21A6000000/
11面 株、予想変動率が低下
おさらい。来週の15日16日にアメリカの金融政策を決める会議FOMCが行われる。そこでテーパリングが発表されるんじゃないかと言われてたけど、市場の予想は発表しないという方向に傾いてる。めちゃくちゃ何度もおさらいするけど、テーパリングはFRB(アメリカの日銀)が国債を買う量を減らすこと。減らすことで、市場に出回るお金が減る。テーパリングをしないということは、今まで通り金融緩和が続き、金利が安い状態が続く。そうなると企業はお金を借りやすくなり、経済活動が活発化する。そうなると株価が上がるという循環ができる。これも何度も言うけど、金融の世界で1番大事なのは金利の動き。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO72880400U1A610C2ENG000/